介護福祉士は国家資格です。よって条件を満たし、国家試験を受験し、それに合格する必要があります。条件はその人の学歴、実務経験などにより異なってきますが、まったく経験がない人、業界で働くのが初めてと言う人でもチャレンジできるルートは用意されています。この資格を有していると、まず採用面においてとても優遇されます。これは、この資格を有していることが実務経験を重ねていること、あるいは必要な知識や技術を有していることの証明にもなるからです。更に施設などの事業所には、一定割合でこの所有者がいると補助金が支払われる仕組みになっています。このことから、待遇面においても優遇を受けることができます。また様々な役職を任されることも多くなるので、キャリアアップの面から見ても、取得しておくとメリットが多いと言うことができます。

介護福祉士試験内容~筆記試験の内容

試験は筆記試験と実技試験に分かれています。まず筆記試験ですが、これは第29回の試験から、医療的ケアが出題項目に含まれるようになりました。よって全11科目、出題数としては125問となっており、これを220分で解いていく必要があります。ただし回答は全てマークシートで、5つの選択肢から正しいと思われるものを選択すると言う回答方式がとられています。出題科目全11科目ですが、たとえば第29回の試験では、人間と社会、介護、心と体のしくみ、医療的ケア、そして総合問題が出題されています。配点は1問1点で、全体の6割程度の得点が合格ラインとされています。ただし指定の11科目、全てにおいて必ず得点があることが合格の条件となっています。つまりどこか1科目でも得点できなかった場合は、たとえ全体として高得点であっても不合格になってしまうと言うことですから、まんべんなく勉強しておく必要があります。

介護福祉士試験内容~実技試験の内容

次に実技試験です。これは国家試験受験に至るまでのルートによっては免除されることもあります。実技試験の特徴は、ある状況が提示され、実際に試験官を相手に支援を行うと言う点です。その流れの中で、抑えるべきポイントは抑えているかどうかと言った点を中心にして、様々な点が見られていきます。支援の仕方、体の動かし方は勿論のこと、声かけの有無やその内容も審査対象です。実技試験において重要視されているのは、制限時間内に支援を終了させることではありません。勿論、終了させることができれば言うことはありませんが、それよりは必要な言動を確実に行うことができているかどうかという点が重視されます。よってたとえば片麻痺の人に対し移動支援を行うと言う出題の場合、麻痺がある側に対する支援が疎かになっており、その人がふらついたり、実際に転倒してしまったりすると、その時点で不合格になることも多いです。ですから実技試験においては、抑えるべきポイントを把握しておくこと、それを的確に実践できることが合格への近道です。